ブログ

カテゴリ

アーカイブ

開かずの踏切(西武池袋線池袋駅~江古田駅) 2018/12/10

2018年1月22日の大雪(池袋西口)
西武池袋線は帰宅ラッシュの乗客待ちで大行列になっていた。
徒歩で椎名町に戻り、線路を越えて南長崎側の飲食店を利用するつもりだった。
ところ、踏切がずっと開かなかったので、椎名町駅から東長崎駅まで歩き、東長崎駅舎から南長崎に出た。
立往生する急行の通過待ちだった。
その時間は20分以上・・・
これは「警報時間制御システム」による。
各駅停車のように速度の遅い電車の警報開始ポイントは踏切の近くで作動するが、急行など速度の速い電車は踏切から離れた箇所で作動する。
積雪のような自然災害のときには、作動開始ポイントで立ち往生されてしまうと、安全にもかかわらず踏切は一向に開かない。

「開かずの踏切」とは1時間のうち40分以上開かない踏切をいう。
移動に際し、常時自転車を利用するようになってから、踏切の不自由さに気づくに至った。
現在、西武池袋線の運行時間帯に、踏切にひっかからない頻度は1割を切っている。
今年は運悪く、朝4:50前後の始発時間帯に踏切に阻まれたことも10回以上。
23:00以降に踏切を横断するときにも、なぜか必ず捕まる始末・・・
電車を利用する頻度は年5回未満(今年は2回)、西武池袋線は全く利用していない。
その恩恵を受けずに生活しているので、余計に気にかかるようになりました。
20170913_050316
踏切をなくす計画があるかを調べるため、西武電鉄と豊島区に確認してみた。
結果、双方から「東京都(都市整備局都市基盤部交通企画課)」が管轄しているとの回答を得た。
豊島区から、東京都の当該部署及び担当者の紹介を受けて直接連絡を入れて詳細を確認した。
平成16年6月に「開かずの踏切対策」に向けた基本方針(『踏切対策基本方針の公表について』)が策定されており、例えば、西武池袋線のうち豊島区にかかるエリアでは「椎名町駅から江古田駅の先2つの踏切」(図表では番号8「椎名町駅~桜台駅付近」)が「鉄道立体化の検討対象区間」になっているそうだ。
20181209_192941
加えて池袋駅から椎名町駅のうち鉄道立体化の検討対象区間」に入っていない区間については「鉄道立体化以外の対策の検討対象区間」(ブルーの図表51)として対策が検討されている。
20181209_192909
また「鉄道立体化の検討対象区間」(図表205~220)及び「鉄道立体化以外の対策の検討対象区間」(図表197~204)に関しては2025年度までに対策を実施・検討すべき「重点踏切」として位置づけられている。
東京都によれば、西武池袋線のうち、地下鉄有楽町線との合流区間は、地下鉄との合流を理由として先行整備されたが、現在未着手の西武池袋線池袋駅から江古田駅の先2つの区間に関して、具体的な行動は起こされていない。
踏切解消が具体化するには、東京都の道路整備ばかりでなく、踏切に隣接する商店街などの意見も参考とするそうだ。
20181210_155254
東京23区内には1時間のうち58分も開かずの踏切(京王線千歳烏山駅付近)や、57分開かずの踏切(JR埼京線と東武東上線が並走する北池袋駅付近・・・ブルー図表30)がある。
前者について、笹塚駅から仙川駅までの約7.2㎞の区間で25か所ある踏切を全て廃止し、総事業費1843億円を投じた連続立体交差事業を2022年度までに完了することが決定された。
48356227_1923393281300833_7771598809347391488_n
本日13:22頃から約9分間、東長崎駅付近で開かずの踏切に捕まった・・・
電車が東長崎駅に停車中から踏切は閉まっていた。
ノロノロ走り出したと思えば、踏切の中で電車が3分以上立往生。
走行を始めたら、上下線で新たに電車が通過するため、そのまま踏切は開かない。
この時間帯、複数の人が文句を言いながら踏切横断を諦めどこかへ行ってしまった。
東京都には我が地元「長崎エリア」を南北に分断する踏切解消を具体化するよう働きかけていきたいと思っています。
20181210_132844