おはよう。
朝の天気は昨日ほど良くないけど、雲の隙間から見える空が青い。
今のオレの心と同じ。

風に吹かれて、歩き続けて、微かな明日の光に触れようとしている
風に吹かれて、歩き続けて、心を重ねた遠い空…

住宅ローン完済を意識するようになった４月。
約16年もの間、深く長い闇の中にいた。
心の内が快晴になることがなかったが、やっとオレの心に陽が射し始めた。

だが、夏以降、グリーン漬けになったあの女が、オレをＧ枠に閉じ込めようとするから、毎日がゲリラ豪雨のようになってしまった…

最近、その彼女がやっとＧ漬けの意識から解放されつつある。
それと同時に、オレの心にも、漸く晴れ間が立ち込めた。
茜、解放されろ！
自分の気持ちを素直に認めて、優しい大人の女性になりなさい！
人の優しさに気づいて、グッとくる瞬間を得なさい！
「人を好きになる」経験をしなさい。

仕事が順調だからといって、心が澄み切るとは限らない。
プライベートが順調だからといって、心が澄み切るとも限らない。

今、オレの身近にいる人間を例にとる。

本間…
彼は住宅ローン30年(返済月額17万円)と、妻と小学生と未就学の子の４人家族を養う責任をもつ。
毎月の家計に追われ、収入が追い付かない。
Ｇで稼げるお金なんて、せいぜい550万円がボーダーだ。

養育費も、子供の成長や進学とともに増える一方。
その上、夫婦の両親が健在だ。
したがって、介護リスクも背負っている。

毎月の生活費と高額な返済額、将来の家族負担による不安。

彼は自身のプライベート負担に加えて、会社員時代の栄光(最盛期)が更に彼の心労を煽っているはずだ。
１日でも早く最盛期を取り戻したいというもどかしさは、オレの人生経験からイメージできてしまうことだ。

心の霞みはきっとコンサルティング会社設立と事業の成功によって晴れるはずだ。

彼は遊戯業のコンサルティング会社設立を夢見ている。
だが、国の規制強化に加えてコロナの影響で斜陽産業になってしまった。
その上、今の年収では、とても開業に向けた貯金は作れない。

本間の心には、いつ明るい日射しが照らすのだろう。

オレは暗いトンネルを潜り抜けるのに16年もかかった。
本間とは、しばしば、このような深い話をする。
Ｇでは、隊員のレベルがお子さますぎて、高度な話題はムリと思っていた。
新宿では、オレと内勤Ｈと本間しかわからない苦しみだ。

本間の他にもうひとり…
タクローだ。
昨日の朝、笹塚水道道路に抜ける幡ヶ谷の裏道で、タクローに会った。
10/26以来だ。
会社の強制指導に屈して、真っ白な髪も栗色に戻していた(笑)
すっかりサラリーマンに成り下がりやがって！ＷＷＷ

髪の毛のカラーによる強制指導なんてどーでもいいことだ。
「タクロー！おはよう！」
と、優しく手を振りながら声をかけたら、
キチッとした体勢を整えた上で「おはようございます」と挨拶を返した。

実は、彼の様子は、ゴールデンウィークにオレのブログを読みに来てから、定期的に情報を取ってきた。

①自分のこと(どこの現場にシフトしたか、何連勤しているかなど)を話さない

②誰が優遇されているかなどの他人の情報を話さない

これが、複数から入手した共通情報だ。
彼は変わった。

彼がオレのブログを読みに訪れた5/3。
読んだ記事はオレの連勤などの情報(連勤者皆５勤務規制下の優遇措置)とともに、住宅ローン完済後の夢(ガクセーになる夢)、会社員時代の成功体験、オレの幼少期のこと、Ｇでの立ち居振舞い(風林火山の「山」と化して表舞台に姿見せなくなったオレの人生哲学)など、かなり深い記事を熱心に読んでくれた。

だから、その翌日、彼宛のブログを書いた。
「今さえ良ければそれでいい、では社会では通用しない」
「お前は手を差しのべたら、またよそと天秤にかけて裏切るから助けない」
みたいなことを書いたと思う。

彼はその後も、定期的にブログ閲覧にやって来るようになった。
きっと、オレは彼の今の生き方に大きな影響を与えたと思う。

彼にも自由を縛る責任がある。
田舎に妻子を残して上京している。
若くして家族をもったゆえに、思い通りに行かない人生を歩んでいることがよくわかる。

彼の理想像は「自由」
きっと彼は、本当は、加ト班のような持ち現場に根差して、加ト班がない日は、拾える現場を拾って活動したいはずだ。

だが、彼には家族への仕送りの義務があって、連勤せざるを得ない立場にあるため、持ち現場に縛られず、動きやすい態勢を最優先にしていると思う。

「松本さんのように振る舞えたら」と考えているように思う。

タクロー、うちの現場に来たければ来い。
固定という立場がよいか、普通にシフト可能な立場がよいか、それはお前が考えろ。