【日常】cynosure(注目の的) 2021/09/04
賑やかな支社
15:00ジャスト!
支社エレベーター待ちしていると、一気に3人来た。
中に入ると2人いて、後続に1人入ってきた。
7人が犇めく支社。
オレと内勤を合わせて10人になった。
みんな知ってる人ばかり。
バカ脇を除いて、普通に話す隊員たち。
仲の良いセイシン一派のメンバーに捕まり、ジョンナムさん(和田さん…正男だから)にも話しかけられ、電話を終えた内勤Kくんが挨拶に来て大騒ぎだ。
◯胡に営業報告書と夏服を頼む。
雇用契約書の更新にサインしている最中、◯胡が制服を持ってきて「どこに置きましょうか?」と訊ねてきた。
「オレの足下に置いて」
「それはちょっと申し訳なくて…」
「オレ、、、直ぐに出るから、、、いいよ」
契約書にサインして、◯胡に渡した。
帰ろうとすると、◯胡に呼び止められた。
「いやあ、今日、一気に人が押し寄せて凄いじゃん。第2波が来る前にここを出たいのよ。オレ、シャイだから」
すると、全員が大爆笑した。
和やかな「大爆笑」の意味を考えてみた。
オレを好意的に思っている隊員もいれば、オレをライバル視する隊員もいるし、オレが目の敵にしている連中も、オレを物凄く意識してるし、そういうことが暗黙の了解で、内勤も、事務所に居合わせた隊員も、みんなわかっていて、オレは「注目の的」なんだって思った。
人気者とは、アンチも含めて大騒ぎされる存在。
アンチの場合は、オレのことがムカつくけど、動静だけは知りたがる。
著名人のTwitterフォロワーが全員マンセーではない。
一定数のアンチもフォロワーだ。
それと同じことだ。
オレは、加藤班に関わるメンバーのこと以外は、知りたいとも思わない。
いや、オレより後に入隊した連中の情報を、いちいち入手して、噂話で盛り上がろうなんて考えてはならない。
普通の人なら、自分のブランド(ネームバリュー)を背景に、自ら目立つ場所に出て、手腕を振るいたいと思うはず。
オレは違う。
権力者になろうとは思わない。
ロンパリ一派の嫌がらせで、自らの立ち居振舞いを意識して変えてしまった。
「しがらみのない人間関係」を徹底的に貫くつもりだ。
G内で情報を遮断したのも、政治家への道を放棄したのも、しがらみに巻き込まれたくないし、そんなめんどくさいものに関わらなくても、オレは自由に生きれるスキルや生活基盤を持っている。
オレを選ぶ人がいるからと言って、オレは彼らを受け入れて、付き合いを広げる気はない。
相手がオレに興味をもとうと、オレは左右されず、自分で自分が付き合う人を選ぶ。
野心や色気はない。
敵対するつもりはないけど、積極的に仲良くしない。
「勝てない」とコンプレックスを持つ連中は、オレが弱っていると、下克上を企てる。
こんな神経の持ち主は、ロンパリ一派ホームドア軍団に限ったことではない。
会社員時代も同じだった。
戦国時代の武将だって、今の政治家だって、例えば、病に伏している情報など、公にしないのといっしょ。
元加藤班の固定メンバー(準レギュラー含む)に、心を許したオレが甘かったんだよ。
もう裏切られるのは嫌なので、余計な人脈は作らない。
そうそう、事務所から、約3分で脱出!
居合わせたみなさんには「では、みなさん、失礼します。また、現場で宜しく!」と、大きな声で、きちんと挨拶して。
エレベーターなんて待たずに、階段で帰りました。




