相澤との会話

遊軍現場から指名を受けた件で相澤と話になった。
「例えば、相澤さんとの話し方と同じことを、歩行者誘導やお客さんとの会話に取り入れている」と話した。
また「自らを強制指導しており、自己改造を目標としている。私生活にも良い影響が現れている」と付け足した。

あいつからは特に何も返事がなかったが、なんだろ？
「松本は口先だけではなく、間違いなく取り組んでいる」と確信していた。
オレのこれから先の姿を期待しているようだった。
オレはＧだけのことではなく、人生そのもののことだから。

2016～18辺りはまだおどおどしていた相澤。
2018年末、飲みに連れて行ったとき
「隊員とは揉めないこと」
「隊員はお客様」
をモットーとし、
例えば、警備は
「社会的弱者や、人生が壊れた隊員の再生の場」
と位置付けて、まるで共産主義者みたいなことを言っていたのが懐かしい。
今の彼は、殻を破って今日がある。

ロンの侵攻

近頃、ロンと世間話をする。
ロンがオレとの会話を喜んでいる。
２分程度話したあとでも、締めくくりは「本日もお疲れ様でした。明日も宜しくお願いします」と、とても律儀だ。

そのロンなんだが、先週から、加藤班に来る隊員の口から、加藤班のシフトにかかる件で、ロンから指示を受けたというコメントが頻発している。

ジェイミンに至っては、彼は土日はヨドバシで働いているから、基本的に土日はお休みなのだが…。
うちの日曜日夜勤の件で、土曜の段階でロンから連絡が入り「加藤班に行かないか？」と打診されたそうだ。
ジェイミンはその指令に従って、日曜日、うちに来た。
うちの夜勤がヨドバシが終わってから間に合う時間だった。
他にシフトできる奴はたくさんいる。
いつもロンから目の敵にされていたジェイミン。
彼はロンの打診に感謝していた。

また、本間にもロンから直に電話が入り、日曜加藤班の夜勤があるから、日勤は降りて欲しいとお願いされたそうだ。
本間は潔く降りた。
それでよい。

ジェイミンと本間にはこう伝えた。
「先日の砧の日勤のとき、Ｋが、ジェイミンは松本と仲良くしているとロンに伝えたんだよ。オレはロンと近頃仲良く話しているから、ロンのオレに対する”承認欲求”が表に出てきた証だ。彼はずっとオレに興味を持っていたのに、オレが彼を認めようとせず邪険にしてきたから、今、こうやって関係が改善して喜んでいるんだよ」

本間とは以下の点で合意している。
「野心家ロンがうちの現場に協力し始めた。オレたちはオレたちの体制をぐらつかせる要素を排除しなければならない。例えば、新たな固定隊員を作るのは避けた方がよい。慣れてきたら付け上がる可能性が高いから、綻びになりかねない。オレたちは、ロンや内勤に対して、決して承認欲求してはならない。これまで通り、加藤班をメインとして、加藤がない日に、拾える現場を拾うだけだ。あれくれ、これくれ、あれイヤだ、これイヤだって、内勤と距離を縮めるのはご法度！オレたちは、これまでと変わらず、内勤や他の隊員への露出を避けて、内勤には余計な要求をしないで、むしろ協力する形で、その他のことはでしゃばらずに質素にやって行けばよい」

砦らぁめん 825円
細麺(1㎜)カタめん

紅生姜は卓上から投入

細麺

激辛高菜とニンニク
高菜が沈んでいてスープ終盤辛かったあ。