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【日常】59歳…大企業サラリーマンの定年後の人生 2022/05/08

定年後の人生に苦悩する成功者たち


イノアック時代の先輩に電話した。
半年以上前から、久しぶりに連絡してみようと思うことしばしば。
いつも連絡したいと思う時間帯が23時過ぎていたりして、かける機会を逸していた。


実は、サラリーマン時代の部下や先輩や取引先の連絡先の大半を喪失している。
残っているのは今宵連絡したイノアックの先輩と、エア・ウォーターの元部下の2人だけ。
古いスマホのアドレス帳に保管していた個人情報。
今月のリフォーム中に発見し、通電しても反応しない。
バッテリーが死んだのか、なんなのか…
あはは。
笑うしかねえよな!
捨てたよ!


今宵連絡した先輩は昭和38年生まれ。
彼らの世代では「サンパチ会」というメンバー会を作っていて、サンパチ会の皆さんは「今年59歳かあ」「定年直前」と、ふと。


今のイノアックの人事制度では
①役職定年が60歳まで延長されており、60歳を迎えると役職が取れる
②役職が取れると嘱託として年間契約を結ぶ
まとめると、事実上の定年は60歳で、定年まで役職が取れない。


オレの近況を話したり、当時、お世話になった方々の近況を聞いた。
日本全国を飛び回っていた30代前半、大阪支店の営業で、一緒に行動する機会が多かった2つ上の先輩(今年54歳)が、5年前、ステージ3の肺がんに罹患し、放射線治療で治癒。
今年から毎日通勤できるまで回復したというが、ビックリだ。
当時から持病を抱えており、健康が優れないところがあった。
オレも気をつけなきゃ…
怖いよ、マジで病気は。


それと、オレのトークや仕草に大きな影響を与えたカッコいい憧れた西荻窪在住の先輩は、現在、ゴムエラ(産業資材)からタイヤ事業(名古屋・製品)に異動したらしい。
彼は今年60歳になる。


今宵連絡を取った肝心の先輩は、60歳になったら退職しようか、嘱託で残ろうか、人生の選択を迫られていた。
できれば、イノアックから卒業したいみたいだ。


退職後の人生が長いから、辞めたあとのことでかなり悩んでいる。
サラリーマンはこれがあるから…


オレはサラリーマンを辞めて、破産寸前まで追い詰められたりもしたが、現在は年収1000万円プレイヤー。
高学歴、大会社出身の経歴がありながら、社労士、警備員とやって来て、プライドが傷つく屈辱を何度も何度も受けてきて今がある。
オレは雑草だ。


ただ、60歳になってから、社畜から野に放たれた方がいろんな意味ではるかにキツい。


嘱託で残留しても、5年後には、同じことで悩むだろう。


サラリーマンは一見成功者に思われる。
だが、定年などで、組織から野に放たれたら、誰も守ってはくれなくなるので、相当にキツいのだ。


オレがサラリーマンを放棄したとき(今から9年前、42歳)のことを思い出す…


やはり60歳以後のことを考えていた。


いつ動く?
早い方がよいと思った。


開業後のこと。
嫌なことや苦しいことしか思い出さないが、特に警備員としては、ゴロツキどもを制圧して頂点に立てた。
オレは42歳で脱サラしたことが正しかったと思っている。


50歳で住宅ローンを完済したことや、年収1000万円プレイヤーには感心していた。
「サラリーマンをやっていたら難しい」
その通りだ。