夜勤帰り1:30、いつものコンビニに立ち寄った。
ベテ女が深夜シフトしていた。

買い物決算時、ちょうど、レジデータの吸い上げが行われており、数分の間、通信障害が発生。
他にお客さんもいなかったので、いろいろ話した。

「生活に追われて22連勤もしなければならないわけではなくて良かった」

オレを気遣ってくれた彼女のキーワードは「生活に追われて」というセリフだ。
彼女はOLをやっているが薄給で、生活の足しにコンビニバイトしているそうだ。
「フーゾクで稼ぐとかあるんでしょうけど…」
借財はないそうだ。

オレは彼女を励ました。
「健全に生きてきて、コツコツ真面目にやっているんだから、これから先、いいことが必ず訪れる。人に対して気配りもあって誠実で、君のよさを見落とさない人が現れるから…」
「オレは35歳のとき、貯金が3800万円もあった。株や博打や公営競技で稼いだのではなく、コツコツ働いて貯めたお金だ」
「逆境は覆す。オレは強えんたよ。な、元気だろ？(笑)今度、ご飯しよう！」