注射器が２本足りない

点滴の準備をしている。
注射器１本につき70g～75g充填できる。
本日用の注射器の割当てが２本不足しているので、２本Ｘ２回の作業になる。
注射器が不足した原因は、病院から帰宅するとき、点滴(リン)を１日250g投薬するのか、その半分でよいか再考し、500mlだったリンを1000ml(４日分)に交換したからだ。

注射器に充填すると空気溜まりが発生するので、押すと液が集中する針の側を上にして、液を出しながらエアを抜く。

２本分充填してから、倫を迎えに行った。
声をかけると
「病院に出かけるんだ！」
と理解したように、元気よくさっと立ち上がった。
獣医師によればＣＲＥ値が計測不能になるまで腎機能が侵されているので、普通なら立てないそうだ。
事実、ふらふらしている。

首に細い注射針を刺して、点滴を投薬した。
２本投薬したら、倫にそのまま待ってもらい、液を充填して２本投与。
合計４本約250gの点滴だ。
ちなみに、倫だから大人しくしてくれている(きっと他界したまぁやとゆいも)。
存命中のプリンス、そらだったら、ひとりでの注射は無理だろう。