【政治に係る自己紹介】

社労士政連豊島支部衆議院議員選挙選対本部長を通じて、豊島区議会議員細川正博・小池秘書官のプッシュで自民党豊島総支部入り。
その後、小池事務所顧問社労士。
小池事務所内部機密を知り、かつ、豊島総支部の国政・地方議員の政治活動にも関わる。
どちらの立場においても出入りしている唯一の人間ではないだろうか（他にはいない複雑な立ち位置にいる）。
社労士は経営者・決裁権者と接触し、一般従業員（ここでは一般の秘書）とは関わらない立場であるが、永田町衆議院議員会館のほか、豊島総支部党員として、選挙区事務所の一般秘書・地方議員とも関わる立場にいた。
政治家でも秘書でもないし、事務所のスタッフでもない。
拘束を一切受けず、自由に活動している。
当然、「小池支持・恩義」を忘れたことはない。
職業名改名後の2014年夏以後、社労士本来の責務を全うするため、豊島総支部の選挙以外の政治活動に顔を出さないようにしてきた。
お酒もやめているので、取引先や事業協力者を除き、あらゆる政治家の政治資金パーティにも行っていない。

【訪問目的】

①反小池の豊島区議団との関係に、筋を通すため
特に親しくしてきた地方議員、地元有権者とのイベント、区政報告、選挙応援など、一緒に活動してきた地方議員が造反の中心となった。
社労士政連時代から約５年間お付き合いしてきた豊島総支部の地方議員がどうして反小池に回ったか、公に発信するメッセージを聴いて確認したかった（公に向けた意見が全てであって、内輪話は信じない）。
なお、「まさか、来てくれると思わなかった」と喜んでいた議員もいたし、うつむき加減で挨拶される議員もいた。
私は最後の礼儀を通しに来ました（7/17、小池秘書官と秋葉原駅前広場演説会見学に向かう前「小池ゆりこ」に期日前投票を済ませている）
結論として
・豊島区に自民党を存続させること
・増田候補の人柄
が造反理由だったようです（以下、詳細レポ）
※理由の中には「政策」はない。なお「民意」は選挙で争っている最中である。

②動員規模の確認
小池百合子地元であり、自民党が「主戦場」と捉える豊島区。
300人規模の収容スペースしかない南大塚ホールは立ち見が出るほどの盛況ぶり。
ただし、オチがあって、地方議員・青年部の大量動員が行われなければ250～260人程度で、満席には程遠い。

【増田寛也候補個人演説会】

1.会場：南大塚ホール（収容300人規模）
2.日時：7/27 20:00～
3.来賓：菅義偉官房長官・衆議院議員下村博文・衆議院議員鈴木隼人・参議院議員山東昭子・参議院議員中川雅治
4.地方議員・党員：都議会議員・区議会議員・青年部約60人
※都議会からは山崎一輝、柴崎幹夫、栗山欽行、高島なおき 他
板橋区議団ほぼ全員（下村博文による動員）
5.主催：自由民主党豊島総支部 反小池地方議員９人
※「自由民主党第10選挙区支部」（豊島区全域と練馬の一部）という呼称について。自民党では支部長が失職すると自動的に選挙区支部は解散・事業廃止するので、現在、選挙区には政治団体としての地域支部（地方議員の事務所）が存続するのみ。支部長は、国会議員又は国会議員になろうとする者しか就任できない。この間、政党助成金の流れが止まる）
①都議会議員
堀宏道豊島総支部支部長代理（小林興起秘書出身･立正佼成会･同じく立正佼成会の若狭勝の盟友）･･･親しくしてきた議員
②区議会議員
竹下ひろみ議長（祖父・夫の地盤を民主党として継承後、鞍替え。ヤンキー先生の義姉）･･･特に親しくしてきた議員
吉村辰明区幹事長（小林興起秘書出身・今期で引退予定･立正佼成会）･･･特に親しくしてきた議員
村上宇一（池袋本町の町内会出身・今期で引退予定）･･･普通にお話をする方
磯一昭（東京商工会）･･･青学の先輩で親しくしてきた一人
松下創一郎（新人・無所属落選→小池秘書→自民党。堀宏道都議派）･･･残念（議員になるまでの道のりで相当な苦労をしてきたと思うし、逃げずに苦労と向き合ってきたと思う）
芳賀竜朗（新人・あきもと司秘書出身・堀宏道都議派）･･･相手にしていない
池田 裕一（新人・東京商工会）･･･知らない
有里真穂（新人・千早町会長の娘・本人は出産のため欠席）･･･知らない
藤澤愛子（無所属新人・会派・区議最年少）･･･相手にしていない
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

6.議事進行

①松下創一郎：増田候補入場時の応援協力の案内
「ますます増田、ひろめてひろや」は豊島総支部が考えたキャッチフレーズである。
反小池の象徴的シンボルスローガンになっている。

②総決起集会ビデオ：稲田朋美による応援動画（小池候補と横一線と考えている）
ここで高島なおき等の都議会議員来場

③安倍晋三総理大臣による応援メッセージ動画

④司会：磯一昭
小池支部長が立候補したことによる立場＝「複雑な豊島」＝を連呼

⑤開会挨拶：吉村辰明
「複雑な豊島」を連呼し「自民党が豊島を保持しなければならない」観点から反小池に回った。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
なるほど「豊島区に自民党を存続させる必要がある」との理由で反小池に回ったということがわかった。
小池さんとともに「自民党」を名乗ることはできなかったのでしょうか？
「クーデタ」のようになりかねないと判断したのでしょうね。
小池支持・反小池の間にはそれぞれの「常識」がある
・小池支持：一緒に頑張ってきた仲間（小池さんへの恩義を考えれば、人として当たり前の判断）
→個人事業主的なアクション
・反小池：「組織の秩序」「クーデタのような反乱になりかねない行為は非常識である」
→サラリーマン

⑥団体代表挨拶：体育協会 副島氏

⑦反小池グループ所属自民党豊島総支部所属地方議員の紹介
⑧竹下ひろみ議長
「堀のためにお集まりいただき」（堀こうどう指揮をアピール）
「7/15初めて会った。お人柄がよい。テレビでみたときのお人柄も間違いない」
「小池さんのことで悩んだが、お人柄から増田候補しかいないと決めた」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
選挙戦開始後の7/15に初めて会い、テレビで流される姿で「人柄がよい」と判断することができるのでしょうか。
耳を疑いました。
苦渋の発言だったのだろうと温情的に思いつつも、その後の彼女の様子を追った。
菅官房長官などの応援弁士の小池批判に、拍手を贈っていた地方議員は彼女だけだった。
議長は、小池さんと帯同してきたのに、意外と単純だったんだ。
逆に、長年付き合ってきた小池さんの人柄が悪いという印象付けが際立った。

⑨堀宏道豊島総支部長代理
「大きなリスクを抱えながら、豊島に自民党の名を残すため、小池候補との分裂を決断した」
「町では裏切り者と言われ、小池候補支持に回った議員も『豊島には裏切り者がいる』と、声をかけられるそうだ」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
やはり「豊島区に自民党を存続させる必要がある」との理由であった。

⑩来賓の弁：衆議院議員鈴木隼人
「オリンピックまでの混乱を避けるため。実力と実績の増田寛也候補をお願いします」
当たり障りなし。小池批判なし。

⑪来賓の弁：参議院議員山東昭子
「増田候補のお父さんと参議院で仕事をしてきた」
「選挙民を愛さず、政党でも孤立し、自分の都合で政党も出て行って（小池批判）」
「テレビで候補者の中身が見えてくる。実のある候補者は増田候補。やっと横一線に並び立てた」
「都民にとって信頼できる人物かが重要」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
何様のつもりだか。
どうしたら格下がこんなに生意気な口を叩けるのか。
この人が国民のために何をしたんだ？
そもそも、存在さえ知らない人が大多数だろ。
何かしているのかもしれないが、私は知らないし、生涯調べる気もない。
小池さんは国会議員として、たくさんの実績を残しています。
・クールビズ（ノーネクタイ）
・「トルコ風呂」の名称変更に尽力
・守屋事務次官更迭
・ブラックバス規制
・富士登山ゴミ問題への取り組み
・トルコへのシリア難民募金：学校建設
・にいまるさんまるプロジェクト。（女性活躍推進法）
・液体ミルク（熊本地震への被災地協力）
小池さんとの格の差を考えろっていいたいですね。

⑫来賓の弁：参議院議員中川雅治
「大蔵官僚出身。増田候補は建設省出身」
当たり障りなし。小池批判なし。

⑬来賓の弁：衆議院議員下村博文
「週末の自民党調査で並んだ。東京全体で32ポイント、豊島でも32ポイント。小池さんは豊島で37ポイント」
小池さんの「空き家を保育所に」とする政策に対する対抗策を打ち出す。
「明日発表のアベノミクス。増田候補当選の場合、保育所に予算がつくのは豊島区。アパートを壊して保育所を作ると予算がかかるが、アパート一棟を建設するのと同じ予算で保育所を作れるようにします」
これぞ目玉・飴玉「金権政治」

⑭菅官房長官と増田候補登場

⑮菅官房長官
「豊島区は主戦場。応援にたくさんの国会議員が入っている」
「女性の議員が記者会見をしたときのコメントにはビックリした。都会を解散するというのです。都会が議員を辞めることになる。今、東京は混乱をしている余裕はない」
「テロ対策、防災対策。都議会で予算を確保する必要がある。増田候補は防災のプロ。パフォーマンスに走る、劇場型の候補者には無理だ」（竹下ひろみが拍手）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
この人の下品な発言には耳を疑いたくなる。
「今、東京は混乱をしている余裕はない」というが、舛添公認を押し付けて混乱に陥れたのは自民党都連・官邸ではないか？
豊島総支部は全員、党の方針に従って、嫌々応援していた。
私は舛添には投じなかった。

⑯増田候補
「都会解散なんかしていたら、都会の混乱が続く」
「有権者には子育て予算を増額すると約束している。冒頭解散をしている余裕はない」
「高齢化問題。現役世代は結婚すると豊島区を出て行く傾向がある。切れ目のない医療介護が必要。医療は都の政策、介護は区の行政。健康寿命を延ばす。混乱を更に大きくするのではない」
「防災。首都直下型地震。水や食料･備蓄。私なら総理、官房長官に連絡できる。あちこちで喧嘩していたら行政は動かない。石原慎太郎も行政との連携に腐心した。小池のように、独り善がりで自分で何でもできると思っていたら何も進まない。豊島を安心感のある区にしたい」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
癒着・混乱の温床は、あなたが仲良くしている都連＝ブラックボックスにあるのに、それに手を付けないとは何事だ。
都民が反対する諸悪の根源を温存するつもりか？

増田候補の小池批判に拍手を贈る竹下ひろみ議長

⑰勝つぞコール
豊島区の新人議員４人が号令し勝つぞコール。
外にいた都連の地方議員ら20人以上が会場に押し寄せる。