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高齢化の推移と将来推計 2014/12/01

日本の人口は、現在約1億2,660万人ですが、12年後の2026年には1億2,000万人を下回る見込みです。その後、2048年には1億人を割って9,913万人となり、2060年には8,674万人になると推計されています。

一方、高齢者人口は、団塊世代が65歳以上になる2015年には3,395万人(26.8%)、同じく75歳以上となる2025年には3,657万人に達する見込みです。高齢者人口はその後も上昇を続け、ピークを迎える2042年には3,878万人となります。加えて、総人口が減少する中で高齢者率が上昇を続けるため、2015年には4人に1人、2035年には3人に1人、2060年には39.9%に達して、国民の約2.5人に1人が65歳以上、かつ、4人に1人が75歳以上の高齢者となる社会が到来すると推計されています。

グラフを見てもわかるように、65歳以上75歳未満の高齢者人口よりも、75歳以上の高齢者人口の方が多いです。

社会保障は、現役世代には支えきれず、破綻することは目に見えているような推計です。元気なお年寄りも増えてゆくでしょうが、介護を抱える現役世代が上昇するのは間違いのないことであり、ライフスタイルや価値観が変えざるを得ない社会なるでしょう。

ある大手メーカーでは「2025年には従業員の5人に1人が介護を抱える」と予測しているそうです。

 

高齢化の推移と将来推計(社会保障・人口問題研究所)

 

出典:平成25年版 高齢社会白書(全体版)