本日は東京労働局主催【平成26年度均等･両立支援推進企業表彰式】に参加するため、日本工業倶楽部会館3階大ホールへ足を運びました。

この表彰は、ポジティブ・アクションや、仕事と育児･介護との両立を支援する取組を積極的に実施し、一定の成果を上げた企業に与えられるものです。

以下の受賞企業から別冊資料の導入事例に基づきスピーチがありました。各社のダイバーシティ導入事例は貴重な資料になりました。各企業、多様性への取組は業種、女性従業員の多少等によってさまざまです。

特に印象的だったのが「厚生労働大臣優良賞」と「東京労働局長賞」をダブル受賞した中外製薬株式会社のスピーチ。「会長のトップダウンによる『これから先の時代は、これまでのような雇用体質では生き残れない。総力戦になるから人事制度を見直すように』という号令でダイバーシティが始まった」というもの。労働力人口減少や、ますます増えるであろう介護による通勤困難者等を加味しても、労働力の保蔵は企業の死活問題と思われます。

また、各社とも、人事部門に丸投げするのではなく、企業各部門の代表者（女性社員）が意見を出し合って制度導入に着手した点です。他には、大企業ならでは、保育所に預けられない場合、ベビーシッターを会社負担で手配する等、女性従業員の雇用継続に真剣に取り組む最大手企業の姿勢は立派なモデルになることでしょう。

なお、昨年の厚生労働大臣優良賞は明治安田生命保険相互会社でした。

1.厚生労働大臣優良賞

①均等推進企業部門：中外製薬株式会社

②ファミリー･フレンドリー企業部門：住友生命保険相互会社･東京海上火災保険株式会社･三井住友海上火災保険株式会社

2.東京労働局長賞

①均等推進企業部門：アクセンチュア株式会社･株式会社日立ソリューションズ

②ファミリー･フレンドリー企業部門：中外製薬株式会社･株式会社ブリジストン

3.東京労働局長奨励賞

①均等推進企業部門：株式会社イトーヨーカ堂･株式会社セプテーニ･トランスコスモス株式会社･日本たばこ産業株式会社･野村證券株式会社

②ファミリー･フレンドリー企業部門：なし