束縛を嫌い自由を求めた原点は…

オレの「自由の要素」
考えられない程までに、自由の定義を全網羅した総合商社だわ。
①両親他界…介護リスクなし
②離婚…義理両親の介護リスクなし
③子なし…養育の必要なし
④自由業(社労士)が生業…他人の管理下に置かれない
⑤住宅ローン完済…住まい･家賃(類するローンを含む)ノルマがない！

①～④までは、既に、2013年までには手に入れていた自由。
これらに⑤が加わろうとしている(残り少額なので「加わった」)。

これらの自由の要素は、全て計画して手に入れたのではない！
実際、親の生き死になんて、計画するのはムリでしょ？
結果として、こんなに束縛のない人生になっちまった！

オレの目黒在住時代はひどいものだった。
１ＤＫの狭い一室に、親子４人が犇めく世界。
自分ひとりになれる場所もなく、プライベートもない。
１日中テレビをつけたうるさい環境。
勿論、勉強なんかする場所もない。

家族関係は最悪だった。
小３を迎える頃には、オヤジは仕事をしないで朝から酒を呑んだくれ、母親に暴力を奮って、恐ろしい家庭だった。
うちの母親も、年をとるに連れて、オヤジをいちいち罵るから、毎日のように両親怒鳴り合いのバトル。

オヤジは、オレたち兄弟にもいちいち絡んでくるので、高校生にもなると、オヤジと殴り合うことさえあった。

母親は恩着せがましいことばかり言うし、オレが社会人になって、会社で成功する度に「自惚れてる」「早く出て行け」だの、兄に陰口を叩き、オレにも嫌がらせがひどいから、家を出て行った。
二度と戻ることはなかった。

高校の試験勉強、大学の受験勉強は、マンションの屋上のボイラー室のある廊下で、真冬は寝袋にくるまりながらやっていた。
地獄から這い上がるように、青山学院大学合格。
学費は、大学２年にもなると、自分でバイトして払ってきた。

上記のような家庭環境にいたから、
オレは「人に干渉されたくない」
「ひとりになれる場所が欲しい」
とずっと願っていた。

会社員時代も、束縛を極度にヘイトするような生き方をしていたと思う。
仕事の成績はいつもトップクラスだが、髪の毛は茶髪、組織の派閥には一切加わらず、一匹狼を貫いた。
だから、敵も多かったけど、憧れる人(特に異性)も多かった。
ほら、チョコレートに囲まれて…

圧倒的大多数の人が手に入らない自由。
結果として、思いもよらない自由の要素を全網羅できたのは、オレの幼少からの複雑な家庭環境に起因しているのだろう。
オレは、まるで念力を持つエスパーだ！