追い立てられる人生に終止符

社会人になってから、ずっとノルマと結果に追い立てられてきた。

営業畑だったので「今年、売上行き過ぎた！来年の年計がキツい」とか、兎に角、「次へ次へ」と年々ハードルが吊り上がる。

エア･ウォーター在籍中には、単年度のノルマがない時期もあった(特命担当として、昭和電工の牙城を切り崩すため、年商８億円のテーマを追いかけていた)。

それはそれでとても不安なので、自らを駆り立て、毎年３万人が受験し、合格者は３～７％の難関資格社労士にトライ(７か月睡眠２時間の受験勉強により高得点で一発合格した)。

開業してから一定年数食って行くのがたいへんで、破産寸前まで行ったが、マイナンバー需要で生き延びる。

警備員になっても同じ。
うちの警備会社と関電工との契約が終わってからだ。
夜勤現場が少ないのでたいへん。
一定期間行われる工事に巡り合えないと、単発現場を渡り歩くのだから、毎日が不安定でストレス続き。

通年現場の隊長をやったら、オレは休まないから、自身の私生活に支障が出るほど自由を失った。

やっとだよ。
ノルマから解放された。

住宅ローンを完済し、一定規模の資産はあるし、個人技(社労士と警備員)があるから、誰かの過剰な支配を受けなくても食うに一切困らない。

天変地異や疾病など不可抗力による不幸がなければ、将来不安がないので、警備員の方で通年現場を失った今、「次へ次へ」なんて自らを駆り立てることもなければ、危機感を抱くことさえもなくなった。

「腑抜けになる」とか「怠け者になる」などあり得ない。

結婚がきっかけで始まった転落人生…
15年経験してきて、メンタルがタフになっているし、修羅場をくぐってきた。
特に失敗を繰り返してきたからこそ慎重で、自らを見失うことはない。

オレの人生、半年先、１年先まで今と変わらないなんてことはない。

警備員で忙しくなるのか、社労士で忙しくなるのか、政治分野で忙しくなるのか、学生で忙しくなるのか…

どんなことに夢中になっているのか楽しみだ。
周囲の競争心や嫉妬心を煽り立てるようなことにエネルギーを注ぎたくない。
ややこしいことをするのは、公私混同した奴らとか、借金漬けとか、努力しない連中だから、程度が低いのと関わりたくない。
野心的じゃないものや、非営利なことに手をつけたい。