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【日常】初心不可忘 2022/04/12

初心忘るべからず


オレがまだ「男」になっていなかった頃に始まった2つの恋。


ひとりは1989/8/2~1993/3/6(3年7か月超)
短大卒だが、英語がベラベラで、当時、航空会社や金融機関や総合商社やマスコミやSONYとともに誰もが憧れたあのグローバル企業「Canon」に就職
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もうひとりは1993/10前半~1999/3/11(5年5か月)
大妻女子大学卒、地方公務員(保母さん)
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当時、オレの理想の恋人像は
精神的にも経済的にも自立している人
→正社員として組織に属し夫の収入に頼らなくても生きて行ける人
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母に対する不満が恋人への理想像を作り上げた。
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2人はオレに助けを求めたことは一度もない。
彼女たち自ら招いたヘマによって、助けなければならないような事態も一度もなかった。
己の足元を見ないで付け上がったり、都合よく人を利用して他から美味しい話があったら飛び付いて裏切ったり、周囲の秩序を乱すような余計なことは一切しなかった。
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オレが周囲をあっと驚かせるような実績を作るのは学生時代からのこと。
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2人は、そういうオレに憧れてくれていたが、対等な立場の域を超えなかった。
要するに、オレの傘下に潜り、頼ることはなかった。
彼女たちにはオレに対するリスペクトが厳然としていた。
ギブ&テイクが成立した。
もちろん、あっと驚かせるまでの、オレの努力や苦悩のプロセスをリアルタイムで見ていたし、そっと寄り添いながら応援してくれた。
特に京子は凄かった。
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オレが「恋人への理想像」を忘れて血迷い始めたのは1996年秋以降。
仕事で自信をつけ、本当の意味で女性にモテ始めた時期=「強い男」を全面に打ち出した時期からだ。
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この頃を境に、近くに寄って来る女性のタイプが様変わりした。


①依存心が強い
②低学歴
③年齢層は25歳以上
④男性ときちんと付き合った経験がない人
⑤メスであることを売りにしている(スタイルが悪かろうが、ご本人方は自分の容姿に物凄く自信があるみたいだった)


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女性だけじゃない。
近年では、男についても、都合よく人を利用するような連中ばかり寄り付くようになった。


経済力をつけて、高級時計を纏うようになってから、オレの影の努力を見ようとする人はほぼ皆無。
成功体験や挫折があったことなど想像もしない、
努力もしないで何でもやれると思っている節がある。
だから軽く見られたのだろう。
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彼女たち、彼ら、依存心が強い連中に共通するのは、自己都合主義者であり、自身の悩みが解消されたり、又は当てが外れたら、手のひらを返して裏切る点だ。


3/16から有休を取得し、リフォームや家の整理をしながら”初心”を思い出した。
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俳優山田裕貴氏が学生時代のエピソードを語っている番組を見たときだ。


彼の父親が元プロ野球選手で現在プロ野球コーチをしているそうだ。


彼は愛知県の名門東邦高校出身。
「父親には勝てない」と思い、野球をやめてしまい、高校では野球部に所属しなかった。
そのとき父親は「自分で決めろ」。
彼が在校中、東邦高校が甲子園に出場し、子供の頃から一緒に野球をやってきた友達が甲子園に出場したそうだ。
彼は「涙が止まらなかった。野球を続けていれば自分も出場できたかも知れない。やめてしまったら、自らの可能性を摘んでしまう。父親の”自分で決めろ”という教えの意味がわかった。”後悔””挫折”の意味を思い知った」。
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彼は「二度と夢を諦めない」という意気込みで俳優を目指したという。


別に著名人になるような凄いことではなくてよい。
挫折の意味を理解している人、何かに夢中になった経験のある人と、オレは人間関係を築きたい。


警備員になってから限定すると、ギブ&テイクが成立したのはわずかに2人。


オレの師匠識行と、川村くんだ。


識行は挫折を知っている。
彼は地元の優良企業の長男だが、両親離婚後、非行に走り、少年鑑別所に送致され、高校を卒業していない。
彼は貧困だが、彼を見ていると「そんなの関係ない」と思わせる逞しさがある。
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隊長としての頭脳…
見た目で騙されるな。
とても利発だ。
やはり中学まで学力優秀だったそうだ。
優良企業の父親の血を受け継いでいる。
36歳だが、警備員18年目のスーパーベテラン。
若い頃から頂点を目指してやってきた、年配者に舐められないために、努力してきたことが一緒にいて犇々と伝わってきた。


川村は22歳。
もう父親。
負けん気が強くて、責任感も強い。
理想の自分像をもっており、決してぶれない。
あの若さで、信念を持っている。
腹を括っている。
覚悟がある人間は強い。


コンビニラブコメ一刀両断をいきなり始めた。
折角、昨秋以降、時間をかけて仲良くなったのに。
オレは別に、オレから心が離れてしまってもかまわない。


オレは彼女たち、彼らバイトスタッフと会話していてわかる。


「この人たちには燃えるもの(目標)がない」


オレは強くなり過ぎた。
頼られるのは自然のことだ。
依存心の強い連中や、アツい気持ちで何事にもチャレンジしたこともないくせ、思い上がっているような連中に、こちらから歩み寄るのをやめた。


もう吹っ切れた。


最後に、これから先、オレは決断を早める。
51歳…オレには時間がないからだ。