現場が薄い初七日では異例の10勤務目は無茶振りの夜勤緊急召集

20:14、内勤Ｋくんから入電。
電話の要点は次の通り。

①20:00開始の２級指定現場がある
②警備員３人、お客さんの手配漏れ
③「警備員がいないと工事ができない」と言って、作業員が青山通り(工事現場)で待機している
④明日の日勤で、他の工事業者が引き継ぐので中止できない

オレ「もう開始時刻20:00過ぎてるよ？」

Ｋくん「松本さん、今直ぐ出掛けなければならないから嫌かも知れませんが、行って頂けませんか？」

オレ「行きたくないとか行きたいとかじゃなくて、Ｋくんのお願いだから拒否しませんよ。受けて立ちますよ！２級がいないと工事ができないのだから、オレが一発目に着かなきゃ話にならないよな？オレひとりしか手配できなくても工事やれ！って伝えてくれよ」

“男気”だよ。
そして使命感だ。
困っている人からの頼みは、拒否したり、ごねたりしないで、ムリしてでも気持ちよく引き受けるのがオレの流儀だ。

うちの警備員はほぼ全員が「今直ぐって言われても用事があるし…」と言って行かないとか、「行ってやる代わりに優先的に現場を回せ」とバーターを持ち出してハードルを吊り上げるとか、５分、10分散々ごね倒した挙げ句、文句言いながらチンチラ現場に向かうとか…。
そして、ことある毎に、「あのとき行ってやってろ」と恩着せがましいことを言って内勤を困らせるのだ。

如何に無理な条件でも、この仕事を引き受けた以上、この現場限りの対等な契約とオレは割り切っている。
のちに恩着せがましいことを行ったり、現場をせびったり、見苦しいマネはしない。

20:20、Ｋくんから折り返し電話が来て、松本ひとりしか行けなくても、到着したら工事を始めるということになった。

Ｋくん「21:00に開始できたら、1:00までには終わると言ってました」

オレ「今直ぐ出ても、21:00到着は物理的にムリかな？21:30までには着くと伝えて欲しい」

20:33出発
→雪によるアイスバーンを気にしながらも、現場入りは21:08。
35分で到着した。
現場に着いたら、我が母校青山学院大学の対向だった。

「あー、思い出した！」

このお客さんは次の下請けを使って、オービスや信号機の工事をやっている。
･システム･電子機材工事…Ａ社
･土木工事…Ｂ社
２社が連携している

2018年７月、同一現場で、システム工事の警備をやったのはオレだった！

上番時、Ｋくんに「2018年７月19日、ここのオービス工事をやったときの警備員はオレ！対向の青山学院大学側もやるよ！」

今日は2018年と同じく、うちにはシステム工事の発注だ。
オービスの取替工事で、今夜、Ａ社がシステムを取り外し、明日の日勤で、Ｂ社が支柱を撤去するそうだ。
そうそう、到着して早々、現場監督から物凄く感謝された！
Ｋくん、お客さん、どっちも喜んでくれて、ここに来て良かったよ！

21:15オレひとりの段階で開始
21:40までに他の２人が来た
23:15青山通り上下線のシステム撤去完了
0:00廃棄業者が廃棄物引取
0:20下番