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【日常】2021年を振り返る…オレの警備職の総括 2021/12/26

2021警備職総括


夜勤専門から日勤専門に異動して本格稼働を開始した元年に当たる2021年。


警備員として、無事に新境地を切り拓くことができた。
分野の裾野が広がり、2級(検定資格)の利点をフル活用した。


①ソロ現場希望


②土木分野
警備員の人数を使うのは、加ト班(水道工事の指命現場)に限定。
1日の現場において、警備員を適材適所に配置して現場を管理し、警備員が安心して働ける環境を構築する。
警備を安定させることによって、取引業者にも安心して工事に専念できる体制を構築する。
以上が隊員を束ねる隊長たるオレのモットーだ。
警備員については、ベテラン(モノ乞い)を冷遇する。
連中は能力もないくせ、ベテラン同士で徒党を組んで幅を効かせようとし、余計な雑談や新人への威圧的な行為で風紀を乱すからだ。


③建築分野
日勤専門に移行してから新境地となった建築警備。
常駐現場が一般的。
2級指定が大半だ。


夜勤専門の時代、単発でこなしてきた以下の誘導が、1日の常駐業務の中でパッケージで行われる


・搬入(什器などの設備・部材・足場・架設材)
・レッカー車(材木や鉄鋼荷揚げ・看板)
・搬出(架設材・解体材廃棄)
・アームロール車の誘導(解体材廃棄)


例えば「夜勤なら搬入出が終われば帰れるのに割に合わない損な仕事だ」と、建築分野にシフトした当初は嘆いていたが、約2か月のラックランド常駐でオレの意識が変わった。


日勤専門で、かつ、建築分野専門の警備員は、いろんな誘導をオールマイティーにこなせなければならないはずなのに、例えば、レッカー車旋回の注意事項や、アームロールの荷台誘導の知識がない。
知識がなくて、機転が利かないので、特殊な車輌の誘導は現場任せ。
ただひたすら通行人に「どうぞー!」とかけ声を上げているばかりだと知った。


だから、オレのように


①特殊警備や建築分野の警備と相違して、歩行者や一般車輌に対して瞬時の判断や責任が問われる土木分野において、隊員を統率して、1工事の業務フローを意識しながらバリバリにやって来た警備員


②ダンプ誘導だけでなく、特殊車輌の誘導もオールマイティーにこなすことができる警備員


が、建築分野では、とても重宝されるのだ。


オレが夜勤専門時代に培った知識は「点」の知識に過ぎなかった。
日勤現場で常駐を経験したことで、業務フロー全体を「線」でとらえることができるようになった。


朝礼の際に行われる当日の業務内容のミーティング(発表)。
請負業者たちの当日の業務内容を聞けば、オレが1日の工程で、何をしたらよいか概ね理解してしまう。
だから、現場監督が、現場に出向いて、オレに対してあれこれ指示を出さなくても、オレはそつなく淡々とこなしてしまう。


オレがフローを理解しているからだ。
監督も、搬入出関係の業務はオレに丸投げし、他の業務に専念することができる。
その結果として、顧客指命を受ける場合が多い。


建築分野の工事内容は、ザックリと次のように分類される。
①新築(戸建・マンション・ビル・店舗などの建設)
②移転(退去による荷物吐き出しのみ・解体を伴う原状回復・入居による内外装構築)
③建物解体
④既設物件の改修(内装・外壁・外構・モニュメントなどの撤去)


オレがシフトしたいのは、原状回復工事、改修工事、店舗などの構築工事だ。


なぜ?
土木分野は大型連休や年度末・年度始に仕事が激減する。
原状回復工事、改修工事、店舗などの構築工事は工期が決まっているから、ゴールデンウィークやお盆休みには左右されず工事が行われる。
年末年始には、お客さんから「巡回」を依頼されるからだ。


【例】今年度の年末年始(巡回3現場掛け持ち)

【勤務内容】
12/27~1/5 10日間(勤務数5)
12/29~1/4 7日間(勤務数3.5)
12/30~1/3 5日間(勤務数2.5)
※異状なければい1現場数分で終わる


【勤務数・勤務日数算定】
12/27 0.5
12/28 0.5→勤務数1、勤務日数1日
12/29 0.5 0.5
12/30 0.5 0.5 0.5→勤務数2、勤務日数1日
12/31 0.5 0.5 0.5→勤務数1、勤務日数1日
1/1 0.5 0.5 0.5→勤務数2、勤務日数1日
1/2 0.5 0.5 0.5→勤務数1、勤務日数1日
1/3 0.5 0.5 0.5→勤務数2、勤務日数1日
1/4 0.5 0.5→勤務数1、勤務日数1日
1/5 0.5→勤務数1、勤務日数1日
★合計勤務数11、勤務日数8日


「建築は仕事がなくても定時まで居なきゃならないから行きたくない」
そうした考えで仕事を選んでいる警備員は、土木分野で隊長職にも任命されず、内勤から人数合わせのための一般隊員として土木工事を転々とさせられたり、定時現場に放り込まれている。
そして、大型連休になると仕事がなくなり、内勤に泣きついて、ドライブスルーや初詣やイベントなどの特殊警備に放り込まれるのだ。


うちの特殊警備が、能なしだらけのモノ乞いが集う所以だ。


特殊警備の常勤者も、詐欺師などの反社崩れや借金漬けの極貧だらけ。


モノ乞いと借金まみれと反社崩れのゴロツキが集う特殊警備の現場なんて、オレは死んでも行かないよ!


★警備員はやはり2級を持っていないと、フィールドが広がらない仕事だ。
無資格者や、内勤から2級推薦を受けれない警備員は、内勤に言われたところに転々とシフトするしかない。
警備員同僚との話題で盛り上がることしか楽しみがない、モノ乞いの日雇いを甘んじて受け入れるしかないかもね。