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【日常】勤務数ノルマ設定の考え方 2022/02/10

勤務数ノルマ


昨夜の仕事終わりに、本間が彼の月の勤務数について、わざわざオレに報告してきた。
①「1/16~31 25勤務(だっけ?)」
②「2/1~15 27勤務したい」


オレは
「前半23勤務、後半は24ないし25勤務で終わる。お前、30連勤したオレより多いじゃんか!」
「半期、日勤と夜勤の合計が30勤務あるとして、27勤務って休みは3勤務だけ?新宿は土日祝日の夜勤が壊滅的に少ないだろ?」


本間には土日祝日、内勤から夜勤に入らないか必ず連絡があるそうだ。
前田康雄みたいに曜日を決めてシフトしている一部の夜専隊員を除いて、勤務指示を仰いでも「ありません」と断られる土日祝日の夜勤。
ほとんどが遊軍現場だ。


連勤者で、一昨年のコロナ前までは、土日祝日の遊軍現場をあてがわれていたのは、ベンツくんとバカの宮だが、現在は貰ってないんじゃないかと…。


オレは
「お前、内勤からすげえ”優遇”されてるね!」
と、腹を抱えて笑ってしまった。


「オレは内勤から優遇されてると言われて妬まれているが、それは大きな間違いだ。お前みたいな扱いが優遇であって、オレのは優遇じゃないだろ?」


やはり、本間は、オレが内勤から優遇されているとは思っていなかった。


オレは内勤から仕事に対する姿勢を高く評価されているから、内勤はオレに対して
①緊急対応をお願いしたり
②他の隊員が音を上げて勤務拒否した継続現場を当ててきたり
③閑散期において
・重要顧客を当ててきたり
・他の隊員にするような勤務制限をしない


要するに、内勤はオレに対して”きっかけ”を与えているだけだ。


オレには検定資格とソロで対応できる警備員スキルと営業力(業界知識と情報収集能力を活かしている)がある。
だから、内勤から提供された”きっかけ”を利用して、顧客から指名を獲得して自力で市場を切り拓いている(確実な勤務数を稼いでいる)。


オレは内勤から本間の生活水準を聞かれたことがある。
そのとき、彼には妻と子供2人いて、月々の住宅ローン返済の額が相当にデカいことを教えた上、「うちで稼げたとしても、資格なし隊員のボーダーは、交通費入れて550万円くらいだから、彼には足りないよ」と、具体的な金額を織り混ぜて踏み込んだ情報を入れておいた。
そうした情報を参考にしていると思う。


本間がかなりムリした勤務数を話してきたにはそれなりの理由があると思った。


オレ「お前、人生相談か?」
彼は「はい」と返事した。


人生相談の中身は詳らかにしない。
ただ、勤務数について彼にアドバイスした内容はオープンにできる。
プライバシー性がないからだ。


①月収に関して、自身の勤務数にノルマを課す上で、他人の勤務数と比較しない本間の考え方は非常に正しい。


②月の半期に27勤務するなど高すぎるハードルを設定するのは反対だ。
ムリな設定をすると、ノルマ達成に躍起になり、内勤に「仕事をよこせ」と対人トラブルになりかねない


③内勤が絶え間なく仕事をふってくると、いつしか「無理を聞いてやっている」と思い上がるようになり、謙虚さを失った言動や態度が目立ち始める。
そんな隊員ばかりだ。
オレは自力で活路を切り拓く力があるから、内勤から様々な現場を貰いっばなしにはしない。
他の隊員が音を上げるお客さんでも、自分の指名客に変えようとして警備に従事するから「無理を聞いてやっている」などと思い上がった考えは持たない。
その力はない隊員は、内勤に頼りっぱなしであることを決して忘れてはならない。