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【麺庵小島流 板橋本店】第1食 上宿(下板橋宿)にあったとされる板橋大木戸の検証と石神井川にかかる板橋沿道の桜並木 2019/03/24



いたばしTIMESのSNS投稿がきっかけで、麺庵小島流へ足を運ぶことにした。
国道17号を使い、目的地周辺に到着するや「あ、たしか、ラーメン屋、あったぞ!縁切榎の直ぐ傍だろ?」
やはり!
なお、列び待ち5分して入店。
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事前に調べていたが、メニューに迷い決めかねていた。
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何より、外出前、お店のTwitter投稿でコマーシャルされていたメニューが気になっていた。


ネオクラシックⅩⅣ
限定40食
白中華そば1000円
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出汁は魳(かます)の白身肉
白醤油を使った逸品!

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鶏チャーシュー
低温豚チャーシュー
豚バラチャーシュー←めちゃくちゃうまい!
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木耳(キクラゲ)
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麺は三河屋製麺所
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動画投稿は
①麺庵小島流
②縁切榎(交差点)
③板橋大木戸跡地と呼ばれる場所
の順で撮影


また、静止画投稿は、「板橋本町交番」と「本町にぎわい広場」。
ひろばには、往時の名残を伝える「火の見櫓」モニュメントがある。


本町交番の前を東西に走る道と、南に向かう左の道は石神井川支流の暗渠。

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板橋の沿道の桜並木
ちょうど陽当たりがよいところに橋があり、この付近は桜が満開でした。
隣の番場橋は、部分的にしか開花していません。

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参考までに、お店周辺の地図(旧中山道下板橋宿字上宿)は次の通り。
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中山道は、石神井川にかかる板橋を境に、北は上宿、南は仲宿に分岐する。
江戸時代の下板橋宿字上宿の古地図
もちろんだが、「板橋大木戸」が表記されていない。
中山道岩ノ坂を下ったところに、石神井川支流の川が流れている。
川を挟んで南側には百姓町屋が並ぶ。
この支流が大木戸の門前と呼ばれる箇所を流れた。
現在の板橋本町交番・本町にぎわい広場付近である。


ここに大木戸があったとされることに信憑性はない。
通常、宿場町は、木戸の門前にあるものであり、この付近となれば、当然、木戸の内に、板橋宿があったということになる。
あり得ない。
縁切榎の絵馬を売る長寿庵の女将に聞いたら、やはりここではなく、宿場町の入口付近とのことだった。
下板橋宿上宿(江戸)


明治43年の古地図を観る限りでは、その当時、左の自販機のあるエリア(川縁)に縁切榎が祀られていたようだ。
※右は板橋本町交番


縁切榎は、旗本・近藤岩見守の抱屋敷(江戸古地図参照)にあった古木である。
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明治43年当時の地図
下板橋宿上宿(明治)


参考までに、江戸・現在重ね合わせ
下板橋宿上宿(現代・江戸)


明治・現在重ね合わせ
下板橋宿上宿(現代・明治)