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マイナンバーコンサルティングの成功事例 2016/01/04

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個人情報保護規程(マイナンバー法・ストレスチェック網羅版)
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やっと帰宅した。
今日は良いことがあった。
その顛末文を、成功事例として、ブログやソーシャルで配信して構わないと言われたので書いてみることにする。
この仕事を真剣にやってきてよかった。
なお、私は現在、当該事業者の顧問になっています。

当該取引先は員数50人規模の事業者。
既存の社労士と税理士を解任しています。

事業主は部下任せにせず、自らマイナンバーについて念入りに勉強しており、読破したマイナンバー本は3冊。
「先生の本を読みました。3冊読んで、最も情報量が多く、国民の数多くの疑問に答えていると思う。マイナンバーのしくみは入門書とは思えません。そこで相談があります。うちの顧問の社労士は、金をかけることしか提案しないのです。法令知識についても、難しい話になると、あーあー知ってる知ってるとばかりに、知識人ぶって逃げるばかりです。顧問税理士は、マイナンバーはまだやらなくてよいとしか言いません。委託契約についても取引開始から締結していないことについて聞いても、まだやらなくてよいの一点張りです。」

まず、私は以下の通り回答した。
①書籍について「入門」と書かないと一般受けしない。売れないのです。アマゾン等で読者のレビューを見ると「入門書としてはよい」と評価されている。これは出版社と私の勝ちです。かなり専門的なことをわかりやすく書きました。誰にでもわかるようエネルギーを投じた本です。
②労働社会保険に関して、無駄な投資をしない方法を法的な根拠に基づいてお伝えします。マイナンバー事務の範囲(事業者が従業員の手続について、どこまでの範囲のことをしているか)を知りたい。今と将来の取扱いの方針について、的確にアドバイスします。
③残念ながらほぼ100%に近い社労士と税理士はマイナンバーに無知です。個人情報保護法なんて全くの無学。だから名刺交換しただけで平然とダイレクトメールを送りつけてくる士業がいます。同業や税理士を悪く言いたくないが、肩書きで誤魔化しています。
④税理士は委託契約を締結・発行しない慣習がありますね。半年を超えるような委託契約ですから、契約書面化と、甲乙に5000円~の収入印紙が必要です。契約書がないので、印紙を貼らずにすむ=脱税していると疑いたくなります。脱税がバレるのと、許諾のない再委託がバレるのを恐れて、先送りしていると疑ってよいのでは。

結論から言うと、コンサルに入り、既存の関与先に不信感を得たそうです。
とりあえず、現状は、本以外のコスト負担ゼロで切り抜けています(私への報酬は、従前の先生たちに支払っていたものです)。
私は正当な形で、既存の関与先と比較され、結果として雇われています。