【地域史】東京都水道局長沢浄水場の水道ルート(featuring 多摩水道橋の構造と歴史&狛江水道道路&荒玉水道の歴史・道標「水道局用地」・野方配水塔・大谷口給水所) 2021/09/14
長沢浄水場の水道ルート
東京都水道局長沢浄水場(神奈川県川崎市多摩区三田5-1-1)
長沢浄水場の水は、都内に配給される。
多摩水道橋は川崎市(神奈川県)と狛江市(東京都)の境となり、津久井道と世田谷通りの境となる。
多摩水道橋(狛江市東和泉4-9乃至川崎市多摩区登戸新町49-2)
橋梁の下には、水道管が敷設されている。
長沢浄水場から都内に配給される水は、昭和28年12月からは、この橋下の管を通過するようになった。
世田谷通り上り線狛江市側の休憩場所には、多摩水道橋の由来が記されている。
狛江市の水道道路。
この道は、砧浄水場と二子玉川を経由して玉川浄水場に配給するルートと、砧浄水場から北上して荒玉水道にバイパスする2ルートに分岐する。
狛江水道道路。
狛江市(ファミマ側)と世田谷区喜多見(ガス塔側)の境目。
河川の暗渠が境界だ。
砧浄水場
ここを中心に、荒玉水道にバイパスするルートが発生する。
荒玉水道という名称だが、もとは、多摩川と荒川の水を飲み水にする予定だったが、荒川の水質がヤバくて、使い物にならなかったという黒歴史がある。
鎌倉街道中道が蓮華寺に向かう道。
まぁや、幸太、ゆいがいる哲学堂動物霊園です。
蓮華寺の向かいは「水の塔公園」がある。
荒玉水道から引っ張った上水道を溜めるタンク(野方配水塔)は1972年にその役割を終え、現在は「中野区立みずのとう公園内震災対策用応急給水施設」と改められ、野方配水塔は2010年、国の登録有形文化財に登録された。
なお、同じ荒玉水道の配水塔として板橋区に大谷口配水塔があったが、東京都水道局の大谷口給水所築造工事のため2005年6月に取り壊された。