確信犯

都民ファーストの会所属の樋口高顕千代田区長。

京大在学中、兵庫県で、当時衆議院議員だった小池百合子(現東京都知事)のインターンをしていた縁で、都民ファーストの会から都議選に立候補して政治家になった。

今回の参議院選挙において、党代表荒木千陽を応援する一方、自民党公認候補生稲晃子(当選)の応援に入ったことが都ファ内部で物議を醸している。

千代田区長の立場で生稲晃子の応援に入るに際して、樋口氏は都ファに根回しをしなかったという。

樋口氏が根回ししなかったのは確信犯だ。

①根回しをしたにせよ、都ファから許しが出るはずがない。
②千代田区長の職責を全うするには自民党の応援にも入らざるを得ない。

都ファ内部では樋口氏処分論も出ているという。

樋口氏は、都ファから処分されるのを物怪の幸いと考える可能性がある。

その理由
①自民党は継続事業
②都ファは小池百合子一代限りの期間の定めのある有期事業

樋口氏は自民党との関係がある程度出来ており、都ファから喧嘩を売られたらわたりに船の状態だ。
腐っても自民党…自民党とのつながりに価値を見いだしている。

都ファは劣勢だ。

来年の統一地方選で議席を増やせなければ、衰退して行くであろう。

荒木に知名度がない中で、無謀な参議院挑戦をさせたことが何よりの失政と思う。

小選挙区のある衆議院議員選挙まで待てなかったのか。

結果論だから仕方ないが、今回のゴタゴタで、千代田区長に対して、都ファに勝ち目はない。